研究課題:ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用した初期研修医コホート研究

1.研究の対象

2020年度 基本的臨床能力評価試験を受験された研修医(2年目)方で、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による同意が得られた方

2.研究目的・方法

初期臨床研修医が、初期臨床研修を受けた「教育環境」や初期臨床研修で獲得した「基本的臨床能力」は、その後の医師キャリア形成に多大な影響を与える。しかしながら、本邦において研修医を対象とした大規模コホートは存在せず、医師キャリアと初期研修内容の関連性は検討されていない。NPO法人日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP: Japan Institute for Advancement of Medical Education Program)は基本的臨床能力の客観的な評価指標として「基本的臨床能力評価試験(GM-ITE: General Medicine In-Training Examination)」を開発し、2019年度には日本全国の初期臨床研修医1年次および2年次の1/3以上(約7,000名)が受験するまでの拡がりをみせている。本研究は、2020年度GM-ITEを受験する初期研修医2年次(約3,500~4,000名予定)の中で同意取得できた者を対象に、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を用いて、その後の医師キャリア等に関連する情報を追跡調査する。また、医師キャリアに影響を与える因子の1つとして、医学部での教育の違いが考えられるため、ベースラインの教育環境についての情報も収集する。追跡調査で得られた情報とGM-ITEスコアや臨床研修教育環境との関連性を明らかにし、初期臨床研修教育の質向上を目指す。

3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)2020年度 基本的臨床能力評価試験で取得した年齢、性別、所属機関分類(大学病院、大学分院、市中病院、その他)、出身大学分類(国立大学、私立大学)、GM-ITEスコア、研修環境調査アンケート結果。将来の希望診療科、日本版MBI-GS (Maslach Burnout Inventory-General Survey)(16問構成)、ダブルライセンス(医師免許)の有無(有の場合は国名を記載)、「Disruptive physician(破壊的医師)※」からの指導経験の有無および遭遇した診療科
※「Disruptive physician(破壊的医師)」:医療現場で、ナースやコメディカル、研修医などの弱い立場にいるメンバーに対して、突然に怒鳴ったり、物を投げたり、などの問題行動を起こす医師。

4.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行います。

5.研究組織

順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター 准教授 西﨑 祐史
一般社団法人群星沖縄臨床研修センター センター長 徳田 安春

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F TEL. 03-6431-8191
特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構

 

研究責任者(研究代表者):

順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター 准教授 西﨑 祐史