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研究課題:医師の働き方改革下における臨床研修医のローテーション状況・自己研鑽・学術活動と基本的臨床能力に関する全国調査

1.研究の目的・方法

医師臨床研修のあり方は、「新医師臨床研修制度における指導ガイドライン」が平成17年に公表され運用されてきた。臨床研修の到達目標、方略及び評価が円滑に導入されることを目標に「医師臨床研修指導ガイドライン」が2020年度、2022年度に改訂が行われた。医師臨床研修指導ガイドラインの中では、内科、外科、救急科、産婦人科、精神科、地域研修などが2年間の中で必修の研修として取り入れられている。また、近年、医師の働き方改革が進展する中、臨床研修医においても、労働時間・自己学習時間・ローテートの柔軟性・学術活動(学会発表・論文執筆等)への影響が懸念されている。さらに、地域医療人材の育成においては、「たすきがけ研修」や地域枠制度など多様な制度設計がなされており、これらの制度が研修内容や研修医の自己研鑽の機会にどのような影響を与えているかを明らかにすることが求められている。
本研究では、全国の臨床研修医を対象に、働き方(労働および自己学習時間)、ローテーションの実態(診療科・地域医療・たすきがけ等)、自己研鑽・学術活動の状況と、基本的臨床能力評価試験(General Medicine In-Training Examination:GM-ITE)の成績との関連を明らかにすることで、研修制度の質的評価および今後の制度改善に資するエビデンスを得ることを目的とする。

2.研究の対象

2024年度 基本的臨床能⼒評価試験(GM-ITE)を受験された⽅で、⼗分な理解の上、研究参加について研究対象者本⼈の⾃由意思による同意が得られた方

3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)2024年度 基本的臨床能⼒評価試験(GM-ITE)で取得した学年、性別、医療機関名、試験及びアンケート結果

4.研究に用いる試料・情報の提供を開始する予定日

2025年4月1日

5.研究に用いる試料・情報の提供を行う機関

特定非営利活動法人 日本医療教育プログラム推進機構
理事長 黒川 清

6.研究責任者及び研究に用いる試料・情報を利用する者の範囲

千葉大学大学院医学研究院 地域医療教育学 特任教授 鋪野 紀好(研究責任者)
群星沖縄臨床研修センター センター⻑ 徳田 安春
順天堂大学 医学部医学教育研究室 教授 西﨑 祐史
水戸協同病院 総合診療科 教授 小林 裕幸
順天堂大学 医学部医学教育研究室 助教 関根 美和

7.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行う。

8.研究に用いる試料・情報の管理について責任を有する者の氏名

千葉大学大学院医学研究院 地域医療教育学 特任教授 鋪野 紀好

9.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」< https://jamep.or.jp/doc/disagreement.pdf>に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。


照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構
東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F
info@jamep.or.jp


研究責任者(研究代表者):

千葉大学大学院医学研究院 地域医療教育学 特任教授 鋪野 紀好