初期研修医の臨床能力を客観的・定量的に測定し、達成度を評価する。さらに、その結果を用い質の高い研修プログラム作成を目指す。なお、試験は毎年実施する予定としている。 特定非営利活動法人 日本医療教育プログラム推進機構(Specified Nonprofit Corporation Japan Institute for Advancement of Medical Education Program:JAMEP)が実施する、基本的臨床能力評価試験の試験結果並びに同研修環境調査アンケートの結果を毎年、解析に用いる。「基本的臨床能力評価試験」は、「症候学・臨床推論」、「身体診察・臨床手技」、「医療面接・プロフェッショナリズム」、「疾病各論」の4分野で構成されており、卒後臨床研修到達目標(厚生労働省)に準拠した問題を配布し、所定の時間内に回答を得る。その後、解説を配布しフィードバックを行う。分野別の偏差値等のスコア分布等を受験者と各施設の研修管理責任者に返送する。なお、本試験やアンケート結果を用いて解析された結果は、医学教育関連等の学会での発表や学術誌への論文投稿を目標とする。