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研究課題:研修医の診断力の規定因子の検証

1.研究の対象

2019年度 基本的臨床能力評価試験(2020年1月20日〜1月26日実施)を受験された方


2.研究目的・方法

日本の初期研修における研修到達度に良い影響を与える因子についてはこれまでに調べられてきた。一方、研修において診断能力の研修効果に良い影響を与える因子についての検証はこれまでにされては来なかった。診断エラーが医療の過誤における最大の要因であるとされる現在、初期臨床研修における診断力の到達度に与える要因の検証は重要な問題である。本研究の目的は、この診断能力の研修における決定要因の検索と検証である。
2019年度に施行するJAMEPによる基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)の参加者である日本の研修医(7,000名程度)の成績を後方視的に解析する。問題すべての中から診断を問う問題の正答率を各参加者で抽出し、これを目的変数とし、卒後学年、総合診療科における日中の初診外来研修(2か月以上)の有無、診断についての勉強会の参加歴の有無、診断推論の本での自習を自主的に行ったかの有無(および、何の書籍を使ったか)を説明変数として多変量解析を行い、どの要素が最も診断力の向上に寄与したかを調べる。

研究期間:2020年1月20日〜2021年1月31日


3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)2019年度 基本的臨床能力評価試験で取得した学年、性別、医療機関名、試験及びアンケート結果


4.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行います。


5.研究組織

獨協医科大学 志水 太郎
順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター 西﨑 祐史
独立行政法人大学入試センター 大久保 智哉
独立行政法人労働者健康安全機構 小西 竜太
自治医科大学 地域医療学センター 山本 祐
一般社団法人群星沖縄臨床研修センター 徳田 安春


6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。


照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構

東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F

info@jamep.or.jp


研究責任者(研究代表者):

獨協医科大学 総合診療医学 主任教授 志水 太郎