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研究課題:臨床研修医の長時間労働がワークライフバランスに与える影響についての検討

1.研究の対象

2022年度 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)を受験された方で、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による同意が得られた方。

 
2.研究目的・方法

本研究では研修医の労働時間と研修医のワークライフバランスを調査する。調査項目は主に婚姻状況、ジェンダーステレオタイプ、家事時間(育児時間を含む)である。さらには、それらと研修医のメンタルヘルスや基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)の点数との関連性も評価する。2022年度の研修環境調査アンケートに含まれる「1週間の平均労働時間(日当直中の待機時間を含む)」と「婚姻状況」「ジェンダーステレオタイプ(「夫は外で働くことを優先すべきで、妻が家庭を守るべきである」という考え方についての意識)」「家事と育児の時間」の質問の結果の関連性を多変量解析にて評価する。さらには、これらの項目とGM-ITEスコア、抑うつとの関連性も評価する。なお、研修環境調査アンケートは、GM-ITEを受験した全初期研修医を対象に実施される。アンケート項目には、性別、病院種別、「1か月の平均救急当直回数」「平均入院患者受け持ち人数」等が含まれており、交絡因子の候補となる項目は、多変量解析の変数に加えて調整する。

 
3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)2022年度 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)で取得した学年、性別、医療機関名、試験結果及びアンケート結果

 
4.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行う。

 
5.研究組織

水戸協同病院 総合診療科 医師 長崎 一哉
群星沖縄臨床研修センター センター長 徳田 安春
順天堂大学 医学部医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史
水戸協同病院 総合診療科 教授 小林 裕幸
獨協医科大学 総合診療医学 教授 志水 太郎
自治医科大学 地域医療学センター 総合診療部門 学内講師 山本 祐
千葉大学 地域医療教育学 特任准教授 鋪野 紀好
島根大学附属病院 総合診療医センター 准教授 和足 孝之
筑波大学附属病院 総合診療科 川瀬 由華

 
6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構
東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F
info@jamep.or.jp

 
研究責任者(研究代表者):

水戸協同病院 総合診療科 医師 長崎 一哉