コンテンツへスキップ

研究課題:レジデントにおけるリスク・時間選好とGM-ITEの関係

1.研究の目的・方法

リスク・時間選好と認知機能/能力・テストの成績に関しては過去にいくつか報告はあり、一般的には認知能力が高い人であればあるほど、リスクを選好し、長期的報酬に忍耐強さがあるとされているが、医師のように合理的と考えらえれている母集団での報告はない。本研究においては、一般的に合理的とされる医師におけるリスク・時間選好とGM-ITEで評価される成績および難易度の高い問題への対応、全回答時間との関係性を明らかにすることで、リスク・時間選好が意思決定に与える影響を評価する。

研究期間は、研究実施の許可日より2025年3月31日までとする。


2.研究の対象

2023年度 基本的臨床能⼒評価試験(GM-ITE)を受験された⽅で、⼗分な理解の上、研究参加について研究対象者本⼈の⾃由意思による同意が得られた方


3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)GM-ITE試験結果、GM-ITE受験者(研修医)の基本情報(学年、性別等)、所属施設データ(病院規模、年間入院患者数、年間救急車受け入れ件数、指導医数、看護師数、立地、病院分類等)、研究環境調査アンケートの結果(労働時間、自己研鑽時間、入院受け持ち患者数、救急当直回数、希望診療科、研修医のメンタルヘルス(燃え尽き症候群)等)


4.研究に用いる試料・情報の提供を開始する予定日

2024年4月1日


5.研究に用いる試料・情報の提供を行う機関

特定非営利活動法人 日本医療教育プログラム推進機構
理事長 黒川 清


6.研究責任者及び研究に用いる試料・情報を利用する者の範囲

聖路加国際病院 循環器内科 医幹 水野 篤(研究責任者)
群星沖縄臨床研修センター センター長 徳田 安春
順天堂大学 医学部医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史
獨協医科大学 総合診療医学 教授 志水 太郎
自治医科大学 地域医療学センター 総合診療部門 学内講師 山本 祐
千葉大学 地域医療教育学 特任准教授 鋪野 紀好​


7.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行う。


8.利益相反

本研究については、企業からの資金提供はない。研究分担者の徳田はJAMEPの理事を務め、基本的臨床能力評価試験の査読委員並びにセミナー講師としてJAMEPから謝金を得ている。研究分担者の鋪野は、基本的臨床能力評価試験の試験問題作成委員並びにセミナー講師としてJAMEPから謝金を得ている。研究分担者の志水と山本は、試験問題作成委員としてJAMEPから謝金を得ている。研究分担者の西﨑は、基本的臨床能力評価試験プロジェクトマネージャーとしてJAMEPから謝金を得ている。しかし、研究者が企業等とは独立して計画し実施するものであり、企業等が研究結果および解析等に影響を及ぼすことはない。各共同研究機関の利益相反マネジメント方法については、所属機関の規程および手順書等に則り、所属機関の利益相反委員会等に必要事項を申請し、その審査を受けるものとする。


9.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構
東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F
info@jamep.or.jp


研究責任者(研究代表者):

聖路加国際病院 循環器内科 医幹 水野 篤