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研究課題:働き方改革が指導医の研修医への教育実践に与える影響についての検討

1.研究の目的・方法

本研究では2024年から労働時間制限が導入される本邦において、GM-ITEを受験する医療機関の指導医・上級医を対象にアンケート調査を行い、教育実践の実態について明らかにすることを目的とする。教育実践については、総指導時間、教育回診時間、レクチャーおよび講義の時間という3つの時間を測定し、働き方改革の影響について評価する。また、指導への満足度についても、アンケート調査を行う。これらの項目については、指導医の背景(年齢、施設、診療科等)により、どのような違いがあるかを分析する。さらに、これらの項目が研修医関連データ(GM-ITEスコア、メンタルヘルス、労働時間、入院担当患者数、自習時間等)に与える影響についても検討する。


2.研究の対象

2023年度基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)参加医療機関のプログラム責任者・指導医等教育担当者対象アンケートに回答された方のうち、研究参加について、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による同意が得られた方。また、2023年度GM-ITE受験者のうち、試験結果および研修環境調査アンケート結果の研究利用について同意が得られている方。


3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)回答者の基本情報、アンケートへの回答内容(医師の働き方改革がもたらす指導医の教育実践についてのアンケート項目等)、2023年度GM-ITE受験者データ(学年、性別、スコア)、研修環境調査アンケート(メンタルヘルス、労働時間、入院担当患者数、自習時間等)、JAMEPの保有する病院データベースに掲載されている所属施設データ(病院分類、病院規模、病院立地、救急外来受診患者数、入退院患者数等)


4.研究に用いる試料・情報の提供を開始する予定日

2024年4月1日


5.研究に用いる試料・情報の提供を行う機関

特定非営利活動法人 日本医療教育プログラム推進機構
理事長 黒川 清


6.研究責任者及び研究に用いる試料・情報を利用する者の範囲

筑波大学水戸地域医療教育センター/水戸協同病院総合診療科 講師 長崎 一哉(研究責任者)
群星沖縄臨床研修センター センター長 徳田 安春
順天堂大学 医学部医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史
筑波大学水戸地域医療教育センター/水戸協同病院総合診療科 教授 小林 裕幸
獨協医科大学 総合診療医学 教授 志水 太郎
自治医科大学 地域医療学センター 総合診療部門 学内講師 山本 祐
千葉大学 地域医療教育学 特任准教授 鋪野 紀好
慶應義塾大学医学部 総合診療教育センター 助教 藤川 裕恭


7.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行う。


8.利益相反

本研究について、企業等や研究機関からの資金提供はない。研究分担者の西﨑は、基本的臨床能力評価試験プロジェクトマネージャーとしてJAMEPから謝金を受けている。また、研究分担者の徳田はJAMEPの理事を務め、基本的臨床能力評価試験の査読委員並びにセミナーの講師としてJAMEPから謝金を得ている。研究分担者の小林は、セミナーの講師としてJAMEPから謝金を得ている。研究分担者の志水、山本は、問題作成委員としてJAMEPから謝金を得ている。研究分担者の鋪野は、問題作成委員並びにセミナーの講師としてJAMEPから謝金を得ている。


9.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構
東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F
info@jamep.or.jp


研究責任者(研究代表者):

筑波大学水戸地域医療教育センター/水戸協同病院総合診療科 講師 長崎 一哉