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研究課題:基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)2年連続受験データを活用した新旧研修プログラムの比較

1.研究の対象

2011年度から2021年度のGM-ITEにおいて、2年連続受験をした研修医の方で、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による同意が得られた方

 

2.研究目的・方法

臨床研修の理念は、「医師が、医師としての人格を涵養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、「基本的な診療能力」を身に付けることのできるものでなければならない」とされている。「基本的な診療能力」とは、将来携わる専門診療の種類にかかわらず、全ての医師に共通して求められる幅広い診療能力をいい、医師人生の生涯において極めて重要な要素である。

平成16年4月に医師臨床研修制度が実施されて以来大幅な見直しが行われていなかった臨床研修の内容が、到達目標を中心に2020年度(令和2年度)に見直されたことを受け、改訂後の新研修プログラムの教育効果について評価・検証を行う必要がある。本研究は、NPO法人日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP: Japan Institute for Advancement of Medical Education Program)が開発した、基本的臨床能力の客観的な評価指標である「基本的臨床能力評価試験(GM-ITE: General Medicine In-Training Examination)」を活用し、新旧の臨床研修プログラムの比較を行い、研修プログラムの更なる改善に繋がる基礎資料を得ることを目的とする。

 

3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)2011年度から2021年度までのGM-ITEで取得した年齢、性別、所属機関分類(大学病院、大学分院、市中病院、その他)、出身大学分類(国立大学、私立大学)、GM-ITEスコア、研修環境調査アンケート結果。

 

4.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行います。

 

5.研究組織

順天堂大学 医学部 医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史
群星沖縄臨床研修センター センター長 徳田 安春
横浜市⽴⼤学 健康社会医学ユニット 客員准 教授 ⻄⼝ 翔
東京理科大学 工学部情報工学科 講師 篠崎 智大
東京理科⼤学 ⼯学部情報⼯学科 4年⽣ 濱⼝ 実樹

 

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構
東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F
info@jamep.or.jp

 

研究責任者(研究代表者):

順天堂大学 医学部 医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史