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研究課題:初期臨床研修医の労働時間、メンタルヘルス、disruptive behaviorとの遭遇、及び患者安全との関連性の検討

1.研究の対象

2020〜2022年度 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)を受験された方で、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による同意が得られた方

 

2.研究目的・方法

2022年度に実施予定の研修環境アンケートに含まれるdisruptive behaviorとの遭遇を評価し、我が国の実態をまず調査する。ついで、研修環境アンケートに含まれていた「1週間の平均労働時間」「メンタルヘルスについて」「患者安全について」のそれぞれのアンケート結果を統合し、関連性について多変量解析にて評価する。さらに、初期臨床研修医の労働時間、メンタルヘルス、及び患者安全との関連性については、21、22年度を合算し評価も行う。解析では、インシデント遭遇経験の有無について層別化して解析する。研修環境アンケートは、GM-ITEを受験した全初期研修医を対象に実施されている。またアンケート項目には、「1か月の平均救急当直回数」「常時の平均入院患者受け持ち人数」「1日の平均勉強時間(座学自習)」「UpToDate等の医学オンラインリソースの利用」「1週間の院内ケースカンファレンス平均参加回数」等が含まれており、交絡因子の候補となる項目は、多変量解析の変数に加えて調整する。

 

3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)2020〜2022年度 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)で取得した学年、性別、医療機関名、試験結果及びアンケート結果

 

4.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行います。

 

5.研究組織

島根大学医学部附属病院 総合診療医センター 准教授 和足孝之
順天堂大学 医学部医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史
University of Michigan, Department of Medicine, Associate professor, Ashwin Gupta
University of Michigan, Department of Medicine, Associate professor, Nathan Houchens
筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター 水戸協同病院 総合診療科 教授 小林 裕幸
筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター 水戸協同病院 総合診療科 医師 長崎 一哉
名古屋大学 医療の質・患者安全学 栗原 健
国際医療福祉大学医学部総合診療医学 医学部助教 梶 有貴
群星沖縄臨床研修センター センター長 徳田 安春

 

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構
東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F
info@jamep.or.jp

 

研究責任者(研究代表者):

島根大学医学部附属病院 総合診療医センター 准教授 和足孝之