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研究課題:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療経験と基本的臨床能⼒の関連性の検討

1.研究の対象

2020年度及び2021年度基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)を受験された方で、十分な理解の上、研究参加について研究対象者本人の自由意思による同意が得られた方。

 

2.研究目的・方法

2020年度に実施したGM-ITE試験結果と、研修環境アンケートに含まれている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療経験に関する質問を活用し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療経験と基本的臨床能力の関連性を検討する。具体的には、診療領域(内科、外科、小児科、産婦人科、救急科、精神科等)別および4分野(「医療面接・プロフェッショナリズム」、「症候学・臨床推論」、「身体診察・臨床手技」、「疾病各論」)別にスコアを比較検討する。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療経験の多い研修医が、感染症関連の問題に正しく回答できているかどうかも検討する。
また、2020年度に加え、2021年度のGM-ITE試験結果および研修環境アンケートに含まれている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療経験に関する質問も活用し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療経験と基本的臨床能力の関連性を検討する。また、2年間のデータを活用(受験者全体での比較に加え、2年連続受験者のデータにも注目)し、研修医のコロナ診療実態の経時的変化も評価する。なお、研修医の基本的臨床能力に影響を与える可能性のある因子(例えば、労働時間、座学時間、救急当直回数、入院受け持ち患者数等)については、多変量解析時に調整因子として解析モデルに加える。

 

3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)2020年度及び2021年度GM-ITEで取得した学年、性別、医療機関名、試験及びアンケート結果。

 

4.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行います。

 

5.研究組織

横浜市立大学医学部医学科公衆衛生学教室 主任教授 後藤 温
横浜市立大学 公衆衛生学教室 客員准教授 西口 翔
群星沖縄臨床研修センター センター長 徳田 安春
順天堂大学 医学部医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史
水戸協同病院 総合診療科 教授 小林 裕幸
水戸協同病院 総合診療科 医師 長崎 一哉
獨協医科大学 総合診療医学 教授 志水 太郎
自治医科大学 地域医療学センター 総合診療部門 学内講師 山本 祐
千葉大学 地域医療教育学 特任准教授 鋪野 紀好
杏林大学 総合医療学 助教 福井 翔
名古屋大学 大学院医療の質・患者安全学講座 医師 栗原 健
聖マリアンナ医科大学 内科学 総合診療内科 助教 片山 皓太
東京理科⼤学 ⼯学部情報⼯学科 講師 篠崎 智⼤
東京理科大学 工学部情報工学科 4年生 濱口 実樹
順天堂大学 医学部医学教育研究室 大学院生 片岡 恒史

 

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構

東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F

info@jamep.or.jp

 

研究責任者(研究代表者):

横浜市立大学医学部医学科公衆衛生学教室 主任教授 後藤 温