研究課題:患者再現VTR問題の満足度調査
1.研究の対象
2022年度 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)を受験された方で、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による同意が得られた方。
2.研究目的・方法
本研究では、実践経験の評価に即した問題作成およびアンケートデータ等の解析を通じてGM-ITEのさらなる質向上、研修医の基本的臨床能力開発に必要な要素の同定を目指す。2022年度新規に作成した、医療現場で重要視される非言語的コミュニケーション能力評価が可能な「患者再現VTRを用いた問題」を、2022年度GM-ITE(2023年1月実施)で導入する。その後、「患者再現VTRを用いた問題」に関する満足度や、今後GM-ITE問題作成に必要とされる疾患や症候等を同定するためのアンケートを実施する。2022年度GM-ITEの成績、試験後に実施する2022年度研修環境調査アンケートのデータ、ホームページ等から入手できる研修施設情報等を活用し、パイロット試験の評価および、今後GM-ITE問題作成に必要とされる領域の選定(疾患や症候等)、GM-ITEスコアに関連する因子、実践力の養成に影響の強い教育環境の同定を検討する。また、「患者再現VTRを用いた問題」の正答率が高かった医療機関については、プログラム責任者等に対して半構造化質問によるオンラインでのインタビュー調査を行い、研修内容と「患者再現VTRを用いた問題」に関連する要因を質的に抽出する。
3.研究に用いる試料・情報の種類
(情報)2022年度 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)で取得した学年、性別、医療機関名、試験結果及びアンケート結果
4.研究に用いる試料・情報の提供を開始する予定日
2023年4月1日
5.研究に用いる試料・情報の提供を行う機関
特定非営利活動法人 日本医療教育プログラム推進機構
理事長 黒川 清
6.外部への試料・情報の提供
上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行う。
7.研究組織
千葉大学大学院医学研究院 地域医療教育学 特任准教授 鋪野 紀好
群星沖縄臨床研修センター センター⻑ 徳田 安春
順天堂大学 医学部医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史
水戸協同病院 総合診療科 教授 小林 裕幸
水戸協同病院 総合診療科 医師 長崎 一哉
獨協医科大学 総合診療医学 教授 志水 太郎
自治医科大学 地域医療学センター 総合診療部門 学内講師 山本 祐
杏林大学 総合医療学 助教 福井 翔
千葉大学医学部附属病院 総合診療科 特任助教 横川 大樹
順天堂大学 医学部医学教育研究室 大学院生 片岡 恒史
8.お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構
東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F
info@jamep.or.jp
研究責任者(研究代表者):
千葉大学大学院医学研究院 地域医療教育学 特任准教授 鋪野 紀好