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研究課題:たすきがけ研修を含む外部ローテーション期間と基本的臨床能力との関連性の検討

1.研究の対象

2022年度 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)を受験された方で、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による同意が得られた方。


2.研究目的・方法

本研究では「たすきがけ研修プログラム」の実態を明らかにし、GM-ITEのデータを用い、基本的臨床能力との関連性を検討する。
2022年度に実施するGM-ITEの試験結果と研修環境アンケートに含まれている、たすきがけに関する質問と別に実施するアンケートを活用する。アンケート項目としては、受験生が所属するプログラムの属性(大学病院とそれ以外の臨床研修指定病院、都市部と地方、都道府県)、内科(臓器専門別、総合内科)および救急について、基幹病院、協力病院、あるいはその両方でローテートした期間について尋ねる。このアンケートを活用して「たすきがけ研修プログラム」利用者と非利用者と比較して、基本的臨床能力の特徴の違いを把握する。具体的には、診療領域(内科、外科、小児科、産婦人科、救急科、精神科等)別および4分野(「医療面接・プロフェッショナリズム」、「症候学・臨床 推論」、「身体診察・臨床手技」、「疾病各論」)別にスコアを比較検討する。それに加え、研修環境調査アンケートと追加アンケートのデータを使用し、「たすきがけ研修プログラム」利用者と非利用者との研修環境(大学病院とそれ以外の臨床研修指定病院、都市部と地方、都道府県)の違いを明らかにする。また、基幹病院と協力病院での研修期間で基本的臨床能力に特徴があるかを調査する。


3.研究に用いる試料・情報の種類

(情報)2022年度 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)で取得した学年、性別、医療機関名、試験結果及びアンケート結果


4.外部への試料・情報の提供

上記データを特定の個人が識別できないように匿名化し、データファイルとしてセキュリティが確保されたインターネット経由または、電子媒体(特定の関係者以外がアクセスできない状態)で提供を行う。


5.研究組織

千葉大学大学院医学研究院 地域医療教育学 特任准教授 鋪野 紀好
群星沖縄臨床研修センター センター⻑ 徳田 安春
順天堂大学 医学部医学教育研究室 先任准教授 西﨑 祐史
水戸協同病院 総合診療科 教授 小林 裕幸
水戸協同病院 総合診療科 医師 長崎 一哉
獨協医科大学 総合診療医学 教授 志水 太郎
自治医科大学 地域医療学センター 総合診療部門 学内講師 山本 祐
杏林大学 総合医療学 助教 福井 翔
千葉大学医学部附属病院 総合診療科 特任助教 横川 大樹
東京大学医科学研究所 TR・治験センター/先端医療開発推進分野 准教授 野島 正寛
順天堂大学 医学部医学教育研究室 助教 関根 美和
順天堂大学 医学部医学教育研究室 大学院生 片岡 恒史


6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて研究対象者もしくは研究対象者の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、「研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入いただき、下記の連絡先までお申出ください。その場合であってもそれを理由に不利益を被ることは一切ございません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構
東京都品川区大崎1-19-10 大崎KIビル6F
info@jamep.or.jp


研究責任者(研究代表者):

千葉大学大学院医学研究院 地域医療教育学 特任准教授 鋪野 紀好